どの場面でバイク便が利用されるのか
バイク便というのは、具体的にどのような時に使われるのでしょうか?
通常の荷物の受け渡しであれば、ごく普通の宅配サービスでも十分であるはずです。
最近は宅配サービスの質がとても高くなり、たとえばヤマト運輸が展開する「クロネコヤマトの宅急便」であれば、近距離なら半日程度で荷物を届けてくれます。
この半日という時間はとても短いものであるはず。
ほとんどの場合はこれで十分ではないでしょうか?
そもそも、バイク便というのは通常の宅配サービスに比べてかなり高価です。
通常の荷物の受け渡しにわざわざ利用していたのでは、お金がかかって仕方ないでしょう。
時間を買う
しかし、ビジネスの現場では、その半日が長すぎる、という状況で荷物を届けたい、という状況に追い込まれることもあるのです。
一刻一秒を争う状況で書類を受け渡ししたい、という状況の時に、バイク便というのはとてもこころ強い味方でしょう。
バイク便というのは、その配達先までの距離やサービス会社、もしくは交通状況などによって変わってきますが、多くのばあい2時間から3時間で目的の場所まで届けてくれます。
これは、おそらく自分の力ではできないことでしょう。
いくら自分で電車や車などを使って移動しても、それにかかる時間はどうしてもコントロールしきれません。
しかも、そのような一刻一秒を争うような忙しい時期に、職場を離れてそのようなことをしているような余裕などどこにもないはずです。
そういったことから考えても、バイク便というのは、自分ではできないことを最大限の効率で成し遂げてくれる最大の時短ツールともいえるのです。
こう考えると、通常の宅配サービスよりも少し高価なバイク便の価格にも納得がいくのではないでしょうか?
時間がない場合は、その分お金をかけてその時間を「買う」ことが必要です。
それは1日が24時間という限られた時間のなかで回っている中でさまざまなことをこなしていくためには必要なこと。
そして、そのための有効なツールとして、バイク便を活用していくのはとても賢い選択といえるのです。
ビジネスにおける時間短縮は、結果の明暗を分けるほどとても大切なこととなります。
バイク便というのは、最近は詐欺の金銭の受け渡しに使われたりと悪用される事例も増えているのが現実ですが、本来のバイク便の活用方法の心髄はこの「時間を買う」ということにあるのです。