駐車場か駐輪場かはバイクの排気量で決まる
バイクでお出かけするとき、駐車場で悩んだことがある方も多いでしょう。
大きなショッピングモールなどではバイク用の駐車スペースが設けられていることがありますが、「この駐車場にバイクを停めても大丈夫か?」や「自転車の駐輪場に止めても問題ないか?」という疑問が生じることもあるでしょう。
実はバイクの駐車場所は排気量によって異なりますので、法令に従ってバイクの駐車場所を見ていきましょう。
駐車場法によれば、駐車場は自動車の駐車を目的とした施設です。
同法によると、自動車は道路交通法に定められた自動車に該当します。
また、道路交通法でいう原動機付自転車は50cc以下のものを指します。
つまり、50cc以下の原付は自動車には該当しないので、駐車場には停められないことになります。
駐車場で駐車できるのは、50cc以上のバイクでなければなりません。
一方、通称「自転車法」と呼ばれる法律があり、駐輪場について規定されています。
この法律によると、50cc以下のバイクは道路交通法で定める「原動機付自転車」とされており、一般的な自転車と同じ扱いです。
したがって、50cc以下のバイクも駐輪場に停めることになります。
バイクを止められる駐車場・駐輪場の探し方
上記のとおり、バイクの駐車場所は「駐車場法」と「自転車法」によって規定されています。
50cc以下の原付はこれまで駐輪場にしか停められなかったのですが、近年125cc以下のバイクの利用が増えるなか、国が自治体に対して駐輪場の運用ルールの見直しを促しました。
その結果、各地で125cc以下のバイクを収容できる駐輪場が増えているのです。
日本二輪車普及安全協会が運営する「全国バイク駐車場案内」は、14,000件以上のバイク駐車場を全国で検索できるサービスです。
駐車場の情報は日々更新されていて、住所、駅名、地名、施設名から検索が可能です。
バイクの排気量別にも検索ができるため、利用者にとって探しやすいです。
また、東京都道路整備保全公社が運営するウェブサイト「s-park」では、東京都内の時間貸しバイク駐車場を調べることができます。
さらに、スマートフォンを使っている方には駐車場検索機能付きのアプリが便利です。
ルート検索やナビゲーション機能が付いているツーリング向けのアプリや、バイクの給油・燃費記録に加えて全国の駐車場を検索できるアプリなど、さまざまな特徴を持ったアプリがあります。
自分のニーズに合わせて最適なアプリを選びましょう。
このように、バイクの駐車場所は排気量によって異なり、法令によって定められています。
最近では公営駐輪場の整備が進められバイク駐車場が増えてきていますので、紹介した検索サイトやアプリを利用して自分に適した駐車場を見つけてください。