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高速料金が普通車の半額に

ETC二輪車を対象に期間限定

2020年4月から、高速道路におけるバイク通行料金が普通車の半額になりました。
これまでもバイクの通行料金は自動車よりもリーズナブルでしたが、それがさらに37.5%引きとなり、金額が普通車の半額にまで下がったのです。
この二輪車定率割引を発表したのは、東日本と中日本、そして西日本のNEXCO3社と、宮城県道路公社です。
対象となる高速道路は上記4社が管理する高速道路で、100km以上を走行したバイクが37.5%の割引対象となるという条件が付いています。

全てのバイクが対象というわけではなく、ETCもしくはETC2.0を搭載しているバイクでなければいけません。
また期間も試験的な試みのため、4月2日から11月27日までの期間となっています。

事前の申し込みをした日に適用

このバイク割引制度は、土日と祝日が主な対象となります。
事前に申し込みをする必要があり、申し込んだ日に適用されるという点が大きな特徴です。
ツーリングに出かける際は、事前に申し込んでおけば大きな割引で高速道路料金を安く抑えられるというメリットが期待できるでしょう。
事前の申し込みはネットで簡単にでき、当日の利用直前でも申し込みは可能です。

このバイク割引は、北海道から沖縄まで全国各地の高速道を広く網羅しています。
しかし、東京や大阪近郊など都市部の高速道路では割引対象外となる路線もありますから、注意してください。
例えば第3京浜や関門トンネル、東京湾アクアラインをはじめ、神名道路や阪奈道路、横浜横須賀道路、沖縄道などは残念ながら週末でも対象外です。
事前に申し込みをしても、対象外路線では割引してもらうことはできません。

この新しいバイク割引の適用によって、これまで存在していた休日割引や平日の朝夕割引、また深夜割引などはどうなるのでしょうか?
これまでの割引制度はそのまま続行し、複数の割引制度が重なる場合、例えば土日などの休日、そして週末の深夜などは複数の割引制度をシステムが自動的に比較し、最も安くなる割引制度が自動的に適用されることになります。

バイク便の恩恵は少ない

このバイク割引制度は、長距離ツーリングに出かけるライダーは大きな恩恵を受けることができる制度です。
しかし、バイク便のように近距離を平日に走行するライダーにとってはあまり恩恵はありません。
なぜなら、このバイク割引制度は土日や祝日に限定されているだけでなく、走行距離が100km以上でなければいけないからです。

たとえ週末に走行しても、距離数が短いバイク便の場合には割引の対象とならない可能性が高いのです。
その他に、通勤や通学で高速道路を利用するライダーにとってもあまり恩恵は受けられないと予想されています。