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ホンダ ジャイロキャノピー

ホンダのジャイロキャノピーはどんなバイク?

ホンダのジャイロキャノピーは、1990年に発売開始となった3輪タイプのスクーターです。
キャノピーというネーミング通り、このスクーターには天蓋がついており、現在では宅配便やバイク便などに多く用いられています。
ジャイロキャノピーは、ジェット戦闘機のコックピット部分をイメージしてデザインされたという特徴があります。
戦闘機のコックピットにおいては、フロントスクリーンは屋根のあたりまで続き、高い視認性を確保しています。

また雨天走行の際にも安全性を確保するため、ワイパーには四輪車仕様のものが装備されています。
つまりジャイロキャノピーは、さまざまな乗り物の良い所を集めて凝縮した乗り物と言えるでしょう。

ホンダでは、ジャイロキャノピーの前にも3輪スクーターのジャイロシリーズがありました。
もともとは1982年に誕生したジャイロXがあり、そのモデルチェンジ版として1985年以はジャイロアップが登場しました。
その3代目となるのが、ジャイロキャノピーなのです。

ジャイロキャノピーは、発売当初は49ccの空冷2ストローク単気筒エンジンが搭載されていました。
しかしこれまで数々のモデルチェンジを繰り返しながら、現在では水冷4ストロークエンジンと燃料インジェクションを採用しています。
さらに、前モデルで採用されていたディファレンシャルギアを採用することによって後輪の内外差を調整し、フロントタイヤには前モデルよりも2インチ大きな12インチホイールを搭載しています。
ジャイロキャノピーはモデルチェンジするたびに、旧モデルよりもより高い安定性と安全性、そして走行性や快適性を実現しているのです。

ジャイロキャノピーは後部にリアトランクを設置したワゴンタイプに加えて、フラットでオープンな二大のデッキタイプの2種類がラインナップされています。
どちらも平成28年の排気ガス規制をクリアしており、地球や環境にとってもエコな車両として人気を集めています。

ジャイロキャノピーがバイク便に適している理由

ジャイロキャノピーがバイク便に適している1つ目の理由は、高い安定性と安全性を確保できるという点です。
3輪でタイヤサイズが大きいため、わずかな段差ならドライバーに衝撃を与えることなくスムーズに走行できます。
また3輪という事で車体の安定感が高く、転倒のリスクを最小限に抑えられます。
この点もまた、ドライバーの安全を確保したい企業にとっては、バイク便に適した車両と言えるでしょう。

2つ目の理由は、小回りが利くという点です。
狭い場所でも問題なく進入できるコンパクトなサイズなので、道路が渋滞している時でも裏道を使って迅速に宅配業務を遂行できます。