オービスとはどんなもの?
オービスは「自動速度取り締まり装置」のことです。
走っている車の速度を図って、スピード違反があれば、ナンバープレートや運転者の顔を撮影します.
24時間動いているので、スピード違反を取りしまるのに役立っているのです。
今回はそのオービスが見直されたことについて、言及してみましょう。
固定式オービスがレーザー式に変わる
警察がオービスの運用方法を、みなおすことにしたのは2016年のことです。
続々と新しいオービスが設置されて、撤去されたものも出てきました。
見直しの理由は、オービスが耐用限界であることや、メーカーが撤退したことで、撤去対象になったものが多くあることです。
それに加えて、撤去した分、新しいものを新設することができないので、固定式のオービスは減っていったのです。
それでも、LHシステムやシンL型のオービスが出てきていますし、レーザー式も新設されています。
主流はレーザー式移動オービスになる、ということになったのです。
移動オービスによる速度のとりしまり
レーザー移動オービスも続々と採用されています。
全都都道府県ではありませんが、日本全国ほとんどが移動オルビスで、速度の取り締まりをしているのです。
しかし、まだ、各都道府県で1から5機程度なので、多くの地域で行われているとは言えません。
運用方法も問題です。
従来は固定式同様、非反則行為の30km/hオーバーの赤切符だけということでしたが、愛知県警が15km/hオーバーの反則行為で検挙したこともありました。
また、岐阜県で規定に反した無人のオービスもあったのです。
このように、ドライバーにとって、困ることが起こると、オービスの役割を果たせません。
ここのところは、新しく作られた移動オービスが見られるポイントを入れているレーダー探知機や、オービス活用のためのアプリもあるので、活用したいものです。
それで十分ということはないのですが、何の対策もしないよりはよいでしょう。
あおり運転の取り締まり強化したい
あおり運転も昨今、大きな問題になっています。
オービスでの取り締まりが期待されるところでしょう。
特に、バイクがあおり運転の標的にされることは多いので、ライダーにとってはやっかいなことです。
怖いことに、命を失ってしまう場合もあります。
車が120~148km/hで、バイクにピッタリとくっついてくることがあるのです。
その場合も、オービスの機能が働いていれば、スピード違反の車を取り締まることができます。
バイクと車となると、明らかにバイクの方が危険な目にあうので、このあたりはきちんと取り締まってほしいものでしょう。
多くのライダ―の命を守るためにも、オービスが正しく働いてくれることを願うばかりです。