中高年のバイク世代に多大な影響を与えた「イージーライダー」
皆さんは、「イージーライダー」という映画について聞いたことはありませんか?
バイクに乗っていて、バイクが好きと言うひとであれば、この「イージーライダー」について一度はきいたことがあるはずです。
「イージーライダー」という映画は、アメリカ社会に本当に大きな影響を与えた映画ですので、今もその映画のすごさ・素晴らしさが語り継がれています。
では、「イージーライダー」が一体どんな映画なのかについてみていきましょう。
二人の若者が求めた「自由」とは
「イージーライダー」では、若者ふたりが「自由」を求めて旅に出ます。
マリフェナで稼いだお金を使って、アメリカ大陸横断を考える二人。
本当の自由を探しにいく2人ですが、そこには思いもよらなかったアメリカ社会の壁がたちはだかります。
自由の国と言いながら、彼らは自分たちとは違うヒッピースタイルの若者たちを受け入れず、2人を迫害するようになります。
このラストが衝撃的で、登場人物の中でも主要な三人のうち二人は、銃で撃たれて死んでしまいます。
アメリカちえば自由、多様性を受け入れる国であると言われていますが、決してそうではないということを皮肉として描いたこの映画は、アメリカ社会に大変な影響を与えました。
今でもこの「イージーライダー」に影響された世代がバイクに乗り続け、イージーライダーの世界を後世に語り継いでいます。
キャプテン・アメリカの人気も素晴らしい
「イージーライダー」には、キャプテン・アメリカと呼ばれるバイクが登場します。
このバイクはハーレー・ダビットソンが作り上げたバイクのひとつですが、「イージーライダー」の人気を受けてかなり価格が高騰し、現在は1億6000万円にもなるとか。
あまりに人気があるバイクであるために、あちこちで様々なレプリカがつくられるなど、バイクの世界に与えた影響ははかりしれません。
あまりにも人気が高いこの「イージーライダー」、バイクが好きな人なら一度はきちんと見てほしい作品です。
アメリカと言えば「正義」という印象がある中で、このような最期を迎える映画を持ってきたというのは、アメリカ社会に対する抗議であるとも言えます。
この映画が言いたいことは何か、それを知ることがとても大切です。
もちろん、日本のライダーのなかにも「イージーライダー」の影響をたくさん受けた人がいます。
今後とも、バイク社会に影響を与え続けるバイクであることは間違いありません。