バイクや原チャリに乗る人は増加している
新型コロナウイルスにより公共交通機関の利用者が激減している2021年ですが、逆に増加しているのが二輪車販売です。
特に日本自動車工業会の販売台数をチェックしてみたところ、大手二輪車4社は2020年3月の国内出荷台数が前年同月比7.3%も増加しているということがわかっており、かなりの上げ幅を記録しています。
特に増加傾向にあるのが排気量51~125ccに該当する原付二種と排気量126~250ccに該当する軽二輪です。
ただし、乗る人が増えていると言うことはバイクで取り締まり対象になってしまう人も増えているということであり、ライダーの方々は特に意識しないといけません。
その中でもぶっちぎりで交通違反で捕まる率が高いのが原付一種つまり「原チャリ」で原チャリが交通違反で捕まる確率が126cc以上の二輪車の3倍以上に該当するというデータが出ています。
バイクの反則金は車両の種類によって異なる
このように原チャリの逮捕者が非常に多くなっているバイク業界ですが、このバイクは車両の種類によって反則金が異なっています。
そのわけ方は二輪車か原付のどちらに属しているのかです。
たとえば、二輪車に属するバイクで25km以上30km未満の速度超過で取り締まり対象になった場合は15,000円の反則金が発生します。
これが原付の場合は12,000円の反則金が発生するのです。
ちなみに、これが車の場合は普通車だと18,000円の反則金となり、大型車だと25,000円の反則金が発生するのです。
反則金の考え方として、大きくなればなるほど反則金が大きくなりやすく原付の場合は安いと覚えておけば良いでしょう。
ただし、原付の場合は安かったとしても先ほど指摘したように捕まる確率が非常に高いので道路交通法は意識しないといけません。
わかりにくい違反もある
またこういった交通違反の中には説明を見ても区別がつかない違反もあります。
その筆頭が「放置駐車違反」と「駐停車違反」の違いでしょう。
これは現場に運転者が存在せず移動命令を出すことができない状態を「放置駐車違反」と呼び、「駐停車違反」は運転者が車両のそばにいて移動命令を出すことができる状態を意味します。
これはどちらが反則金が重いのかというと「放置駐車違反」が重くなっているのです。
ただし、駐車禁止場所と駐停車禁止場所では反則金が変わってきますので、場所によっても変化することに注意してください。
原チャリは何で捕まっているの?
実際に逮捕者が非常に多い原チャリは一体何の違反で捕まっているのでしょうか。
その正体は「2人乗り禁止」「法定最高速度の30km/h」「片側三車線以上の交差点での2段階右折」の3種類となります。
この3種類での違反で反則金を支払うことになるのが原チャリだと非常に多く、原チャリならではの注意点として頻繁に紹介されています。