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バイク便とメッセンジャーではどちらが早いか

メッセンジャーとはどんな仕事?

急いで荷物を届けたいときに利用することが多いバイク便とメッセンジャー。
メッセンジャーとは、自転車で荷物を運ぶ人のことです。
あまり馴染みがないという人も多いのですが、元SMAPの草なぎ剛さんが主人公を勤めた映画・メッセンジャーで、草なぎ剛さんがメッセンジャーの仕事をしていました。

バイク便ではバイクで荷物を運びますが、メッセンジャーは自転車で運びます。
渋滞に巻き込まれることがなく、自動車はもちろんのこと、バイクでさえも通れない狭い路地裏の道を通っていくこともでき、フットワークが軽いのが特徴です。
このため、入り組んだ道や細い路地が多い都市部で特に需要が高いサービスとなっています。

集荷して荷受け主に届けるまでの時間の目安は、3キロで20分、6キロで30分、10キロで40分程度。
かなりのスピードで届けてくれます。

町でメッセンジャーを見かけたことがある人は、スピード競技の選手のような自転車と服装をして、背中にリュックサックやメッセンジャーバッグを背負って、猛スピードで走る様子に驚いたのではないでしょうか。

バイク便vsメッセンジャー、速いのはどちら?

このようにスピードが売りのメッセンジャーですが、同様にバイク便もスピードがメリットといわれています。

草なぎ剛さん主演の映画でも、メッセンジャーの草なぎ剛さんが、バイク便のライダーと配達時間を競争するシーンがありました。
映画では草なぎさんが勝ちますが、実際にはどちらが速いのでしょうか。

オートバイの場合、法定速度を守って走らなければスピード違反となります。
しかし、自転車の場合は法定速度が決められておらず、スピード違反には問われないため、好きなだけスピードを出すことができます。

法定速度が60キロと決められている道路では、バイク便の場合は、60キロで走らなければいけませんが、自転車の場合は60キロ以上出してもOKというわけですね。

ただ、法定速度が60キロ以上の道も多いですし、60キロと規制されていても車の流れに乗って70キロ程度で走っている場合が大半です。
自転車の場合は最高でも70キロ程度までしか出ませんし、上り坂ではスピードが落ちてしまいます。
また、自転車は高速道路を利用することができません。

こう考えると、単純にスピードで考えればバイク便の方が有利です。
しかし、自転車は小回りが利きます。
オートバイが通れない路地裏を走ったり、一方通行の道路でも自転車は逆走OKの道が多いですから、一方通行を気にせずに走ることができます。

このためメッセンジャーでは配達する人のほかに、本部でモニタを見ながら、どの道を通るかなどを支持する司令官がいます。
自転車は司令官の指示に従って、もっとも効率の良い道を通ってスピーディーに荷物を届けることができるのです。

結果論でいえば、近距離を利用するならメッセンジャーのほうが速く、遠距離の場合はバイク便のほうが速いといえそうです。